日 時
2008年2月29日(金)13時00分〜15時00分
会 場
東京大学山上会館203号室(東京都文京区)
出席者
新野,藤谷,伊藤,岩崎,内田,隈,近藤(豊),里村,多田,田中,中澤,中 島,中村,林田,板東,藤部,松本,湯田,余田,以上19名(理事現在数27名)
欠席者
近藤(裕),住,津田,久木,古川,宮原,山崎,山田,以上8名
その他の出席者
萩原,鈴木(事務局)
議 事
- 公益法人制度改革への対応について
これまでの検討状況及び公益法人申請の必要条件となる支部会計の本部統合につ いての要点並びに作業スケジュールが本部から説明された.
各支部から,剰余金の処理方法やその考え方について質問があり,情報公開の原 則に則った管理の中で,支部活動の支援並びに会員の利便を考えて有効に活用で きるようにしたいとの回答があった.
- 名誉会員の推薦について
推薦委員会から5名の候補者とその推薦理由が示され,総会で会員に諮ることが 了承された.
- 第2回評議員会への対応について
若手研究者への支援及び日本気象予報士会との関係という二つのテーマについて, 常任理事会が作成した回答案を議論した.
若手支援のための研究発表機会を提供すべきとの提言への回答に関連して,大会 開催の在り方を議論すべきとの意見が改めて出され,次期理事会の重要な検討課 題であるとの説明があった.
- 地球惑星科学連合の法人化の動きについて
常任理事会や総合計画拡大委員会における検討の経緯,連合の法人化計画に対し て気象学会が提出した要望の内容,また連合の将来構想委員会で検討中の内容等 が説明された.
席上,春季大会と連合大会の開催日程の関係で双方に出席し辛いことや,春季大 会を連合大会に合流してはどうかとの意見があった.これに対し,気象学会は春 季大会期間中に総会を開催しているが,公益法人においては,事業年度終了後2ヶ 月以内に総会を開催する必要があるため,大会期間を現状より大きくずらすのは 困難なこと,また連合大会との合流については種々の観点から慎重な検討が必要 との説明があった.一部の理事からは,気象学会員が関係する一部の分野は,既 に連合の活動に重心を移していることが指摘された.- 2008年度気象学会賞・藤原賞の投票結果について
- 全理事による投票の結果,日本気象学会賞2件(2人),藤原賞2件(2人)の 候補者を受賞者と決定したことが報告された.
- 日本気象学会賞
- 岩崎俊樹氏(東北大学大学院理学系研究科地球物理学専攻)
- 青木輝夫氏(気象研究所物理気象研究部)
- 藤原賞
- 松本誠一氏(元気象研究所)
- 廣田 勇氏(京都大学名誉教授)
- 著作権について
岩崎理事から,編集委員長連名による検討結果が示され,著作権の扱いについて は将来の改訂も含めて理事会の審議事項とすること,また今回の案は他の学会と 比べてオープンな内容であること等が説明された.なお,気象研究ノートについ ては,電子アーカイブがないことや市販されていることから,今後も検討が必要 との扱いとなった.
本件については引き続き検討を進め,5月の理事会で確定させた内容をホームペー ジ等で公開することとした.- 気象研究コンソーシアムの活動について
平成19年度の活動概要について,運営委員会の開催状況,ホームページ開設,現 在までのデータ利用申請状況及びデータ配信の運用状況が報告された.
引き続き気象学会と気象庁との間の共同研究の進め方について意見をいただき, 次の運営委員会において検討を深めたいとの説明があった.- 125周年記念事業実行委員会の廃止について
125周年記念事業の完了に伴い,実行委員会を解散する旨の提案が理事長からあ り,了承された.
- 2008年度総会資料について
2007年度事業報告及び2008年度事業計画並びに収支予算の案が示された.また 2007年度収支予算書の公益会計に誤りがあったことに対し,今後の点検強化につ いて説明があった( 第34期第17回常任理事会議事録を参照).
- 各支部からの報告.
- 北海道支部から,2007年度の支部研究発表会や気象講座の開催状況及び2008年度 のサイエンスカフェ等の計画について説明があった.また2007年度秋季大会の開 催に関する総括があり,学会として大会に何らかのステートメントが必要ではな いかとの問題提起があった.
- 東北支部から,支部創立50周年記念行事として,特別講演会を実施したことや, 支部だよりを3号発行したこと等の活動状況が報告された.また2008年度秋季大 会の実行委員会が発足したことと,来年度の気象講演会を福島で開催する予定で あることが説明された.
- 中部支部から,支部ホームページの開設に向けて技術的要件を調整したいとのコ メントがあった.
- 関西支部から,サイエンスカフェの第1回を昨年末に実施したことや,支部例会 の開催状況等が報告された.また2008年度の夏季大学は,前回と同じキャンパス プラザ京都で,土日を含む期間で実施したいとの説明があった.
- 九州支部から,来週に支部研究発表会を実施することや,2009年度秋季大会の会 場を仮予約したこと等の報告があった.また支部奨励賞の2名が決定し,支部研 究発表会で表彰を行う予定との説明があった.
平成20年4月17日
社団法人日本気象学会議 長 新野 宏
署名人 板東 恭子
署名人 多田 英夫