「どこに行っても通用するような人材を輩出できるよう、責任をもってじっくりと指導」
Q. 学部・大学院での専門
土木工学・水文学 / 博士(工学)東京大学
Q. 過去の研究履歴(略歴など)
東京大学 助手(助教): 同位体モデリング、陸面モデル開発
スクリプス海洋学研究所 Project Scientist: 力学的ダウンスケーリング・全球/領域モデル開発
Q. 現在の専門分野(仕事の内容)
同位体気象・気候学、地表面過程、力学的ダウンスケーリング
Q. この分野に入ったきっかけ
修論での研究が楽しく、研究環境(指導教官や先輩方)が素晴らしかったので、これを続けていくと人生が豊かなものになりそうだったから(ただし、結構成り行き任せ)
Q. 現在の研究(仕事)の魅力やおもしろさ
世界中に友達ができて、泊めてもらえること
自分の好きなことをやって、いろんな人に支えてもらえること&不自由なく生きていけること
Q. これまで研究(仕事)をしていて辛かったこと(解決策なども)
忙しさにかまけて論文執筆をサボっているとき。
1週間くらい外界をシャットアウトして執筆活動。
Q. 研究(仕事)以外の楽しみや趣味
サーフィン、子育て、BBQ、アメフト観戦
Q. 仕事とプライベート(家庭など)のバランス
夕食は家族でとる(時にはとってから再出勤)。
飲み会は極力抑える
Q. 進路選択を控えた大学生、大学院生へのメッセージ
芳村研は、発足してまだ4年足らずの研究室ですが、だんだんメンバーが充実してきました。比較的女性率が高め(2014年4月現在11人中5人(秘書さん除く))で国際色豊か(同4人)なところが特色です。
海外を含め、どこに行っても通用するような人材を輩出できるよう、責任をもってじっくりと指導します。
学生のみなさんは、自覚と明確な目標をもって進路を選択してください。
Q. 民間経験・海外経験
アメリカでの経験をもとに書いた文章がいくつかありますので、それをご参照ください。
一点特に強調したいのは、学生の経済的自立についてです。アメリカでは基本的に博士課程学生は雇用することになっており、そのため教員・学生双方の責任感が高められているように思います。
日本でも、無理のない経済的自立を伴う数ある就職先の一つとして、博士課程が選ばれるようにしないといけないと思います。