「自分で選択した道を納得できるものにするために努力する」
Q. 学部・大学院での専門
地球物理(気象学) / 博士(理学・名古屋大学)
Q. 現在の専門分野(仕事の内容)
メソ気象学、レーダー気象学
主にドップラーレーダーを用いて、冬季突風をもたらす顕著現象の解明と監視予測技術の開発に関する研究を行っています。
Q. 現在の研究(仕事)の魅力やおもしろさ
日々データを眺めながら、見たことのない現象を発見した時、その実態やメカニズムを少しでも明らかにできた時はとてもワクワクします。
また、気象学は社会との関わりが大きく、研究を通じてささやかながら世の中に貢献できる点も、魅力だと思います。
Q. これまで研究(仕事)をしていて辛かったこと(解決策なども)
観測機器がちゃんと動いてくれない時、結果がでない時や論文がリジェクトされた時。おいしいものを食べたり体を動かしたりしてリフレッシュし、発想や視点を変えてみると解決策が見えてくる時もあります。
Q. 研究(仕事)以外の楽しみや趣味
平日は仕事と家事であっという間に過ぎてしまうので、休日はできるだけ子供たちと出かけるようにしています。また週末に1週間分の食事の大半を作りだめするので、料理は趣味として楽しもうと思っています。
Q. 仕事とプライベート(家庭など)のバランス
家事育児は夫と分担していますが、お互い通勤時間が長く、仕事とプライベートはなかなかうまくバランスがとれません。子供の病気で休むこともあり、周りの方々に助けてもらいながら、日々模索中です。
Q. 進路選択を控えた大学生、大学院生へのメッセージ
周囲から色んな声を聞くとは思いますが、自分自身がどうしたいか、どう考えるかが一番大事です。進路に最初から正解があるわけではなく、実際にはその道に進んでみなければ分からないことも多いです。結局は自分で選択した道を納得できるものにするために努力するしかないのだと思います。途中で軌道修正しながらまわり道をしたとしても、その経験も決して無駄にはならない(はず)です。