「自然現象の細部に迫ることができておもしろい」
Q. 学部・大学院での専門
工学→理学 / 博士（理学・東京大学）
Q. 現在の専門分野（仕事の内容）
高解像度シミュレーションを主として、メソ・マイクロスケール気象の乱流・極端現象の研究を行っています。大学の講義では大気力学を教えていますが、その内容を私自身の研究に活かす機会がなかなかありません。
Q. この分野に入ったきっかけ
プログラムを書くことが自分にとっては一番夢中になれたことでした。気象学というよりはシミュレーションや大規模並列計算による研究をやりたかったという動機です。
Q. 現在の研究（仕事）の魅力やおもしろさ
自然とは対極の存在であるコンピューターによって、自然現象それ自体の観測以上に、自然現象の細部に迫ることができる点です。
Q. これまで研究（仕事）をしていて辛かったこと（解決策なども）
研究（仕事）はあらゆる面で辛いことは多いのですが、そもそもは好奇心で研究をしているということを思い出すこと。
Q. 研究（仕事）以外の楽しみや趣味
テニス
Q. 仕事とプライベート（家庭など）のバランス
机に向かっている時間が多く確保できないのですが、道具が不要な研究材料はとっておいて、家事をしながらとか、移動中とかにこなすようにしています（机に向かっている間よりも、不思議といいアイデアが出ます）。
Q. 進路選択を控えた大学生、大学院生へのメッセージ
進路の選択よりも、進路に関わらず手に職をつけることと、どのようなスキルを身につけるかがますます重要になってきているように思います。
Q. 民間経験・海外経験
国内外との研究環境の差として、研究や生活のスタイルだけでなく人と物への投資のバランスの違いが大きいように感じています。