「一本のメールから世界が広がることもある」
Q. 学部・大学院での専門
気象 / 博士(理学・筑波大学)、理学修士(筑波大学)
Q. 過去の研究履歴(略歴など)
地球科学技術総合推進機構 研究員
海洋研究開発機構 特任研究員
オクスフォード大学 物理学部 JSPS海外特別研究員
国立大学法人筑波大学 計算科学研究センター 助教
オクスフォード大学 物理学部 academic visitor
Q. 現在の専門分野(仕事の内容)
・現業アンサンブル予報(TIGGE, S2Sデータ)を利用した予測可能性研究
(含アプリケーション開発)
・高解像度気候モデルによる気候変動予測
・異常気象の予測可能性
Q. この分野に入ったきっかけ
(大好物のわたあめに似ている)雲を見るのが好きだったから。
Q. 現在の研究(仕事)の魅力やおもしろさ
研究対象領域を、中緯度、熱帯、極域と変えながら、”世界を旅する”ことができる。
Q. これまで研究(仕事)をしていて辛かったこと(解決策なども)
アンサンブル予報データはデータ量が膨大なため、データ解析をするのにもそれなりに時間がかかることがありますが、折角時間をかけて計算した結果を間違えて消してしまったときは、人生を無駄にした気分になります (今でも数年に1回やってしまいます)。
Q. 研究(仕事)以外の楽しみや趣味
旅行。パブでエールに出会うこと(エールにはそれぞれ個性があって人間のようです)。
Q. 仕事とプライベート(家庭など)のバランス
仕事量が年々多くなりどうしても週末も働いてしまうので、定期的にまとめて休んでどこかに行くようにしています。
Q. 進路選択を控えた大学生、大学院生へのメッセージ
これまでオクスフォード大学のPalmer教授と研究してきましたが、そのきっかけは約10年前にPalmer教授が学会で招待講演をされた後に、私が送った一本のメールでした。あのとき、思い切ってメールを送らなければ、いまこうして一緒に仕事をしていなかったかもしれません。一本のメールから世界が広がることもある。失敗してもいいので、物怖じせず、まずは何事にも挑戦してみてはどうでしょうか。あと、海外の人とコニュニケーションするときは笑顔を忘れないでくださいね。
Q. 民間経験・海外経験
海外の人は、働くときは働き、休むときはまとめて休むというようにメリハリがあると思います。
Q. もっと知りたい
アンサンブル予報の博物館
1. TIGGE Museum
2. S2S Museum
(ともに研究教育目的のみ利用可)