釜江 陽一

ネットワークを広げることができるのは海外に出る大きなメリット

釜江 陽一

筑波大学 生命環境系 助教

Q. 学部・大学院での専門

気候変動、古気候/博士(理学、筑波大学)

Q. 過去の研究履歴(略歴など)

東京大学大気海洋研究所: 特任研究員
国立環境研究所: 特別研究員
カリフォルニア大学サンディエゴ校スクリプス海洋研究所: Visiting Scholar

Q. 現在の専門分野(仕事の内容)

筑波大学とスクリプス海洋研究所を行き来しながら、気候システムの変動に関する共同研究を進めています。観測データと気候モデルを用いた数値シミュレーションから、数十年規模の気候変動と、長期的な気候システムの変化(温暖化、古気候)について研究しています

Q. この分野に入ったきっかけ

子供の頃に、テレビなどで環境問題(地球温暖化、気候変動)が取り上げられているのを見て、興味を持ったのがきっかけです。その中でも、例えばエルニーニョのように、世界中の遠く離れた場所の変動が互いに関係しているのが面白いと感じて、気候システムの勉強をしてみたいと思うようになりました。

Q. 研究(仕事)以外の楽しみや趣味

この世界の先輩方から教えて頂いて以来、山と温泉の楽しさにすっかりはまってしまいました。

Q. 進路選択を控えた大学生、大学院生へのメッセージ

研究者を目指している方は、狭い場所に留まらずに、縦・横の繋がりを広げ、海外にも積極的にチャレンジして下さい。大きな決断を前に躊躇することもあると思いますが、時には臆せずに飛び込んでみることも必要なのかなと思います。

Q. 民間経験・海外経験

現在、長期の海外研究滞在を行っています。著名な研究者と交流する機会も多く、近い興味を持つ仕事仲間を見つけることができるなど、ネットワークを広げることができるのは海外に出る大きなメリットだと思います。