日本気象学会は、最新の気象学の普及を目指して、気象の愛好家を対象としたやや専門レベルの講座を、 毎年夏休み時期に開催しています。
回数 | 開催日 | テーマ | |
第40回 | 2006年8月5・6日 | 気象のシミュレーション | |
第41回 | 2007年8月4・5日 | 気象のシミュレーションU | |
第42回 | 2008年8月2・3日 | 気象のシミュレーションV | |
第43回 | 2009年8月1・2日 | 顕著現象の解析 | |
第44回 | 2010年8月7・8日 | 気象観測技術の最前線 | |
第45回 | 2011年8月6・7日 | 気象観測技術の最前線(2) | |
第46回 | 2012年8月5・6日 | 北極温暖化と異常気象 | |
第47回 | 2013年7月27・28日 | 台風学の最前線 |
(公社)日本気象学会では、春季大会開催時にあわせて、一般市民の方々に、
気象に関する最近の研究成果を分かりやすく解説することを目的とした、公開講演会を開催しています。
今回は「局地風」をテーマに取り上げます。局地風とは、地形などの影響により特定の地域に吹く風のことです。
農業や漁業など、生活と密着するため、その地域特有の名前で呼ばれる風が日本各地に存在します。 なかでも、清川だし(山形県)、広戸風(岡山県)、やまじ風(愛媛県)は、日本の三大悪風と呼ばれています。 発生や強風のメカニズムは、古くからよく調べられていますが、まだまだ多くの謎が残っております。
今回の講演会では、三大悪風や局地風の謎に迫る研究者に、これまでの研究成果や現在の取り組みについてご紹介して頂くことにしました。
主催 | 日本気象学会 教育と普及委員会 |
後援 | 一般社団法人 日本気象予報士会 |
日時 | 2014年5月24(土)13:30〜17:00 |
場所 | 横浜市開港記念会館講堂(大会A会場) |
テーマ | 局地風の世界 |
総合司会 | 小田 真祐子(気象研究所) |
参加費 | 無料 |
予定 | テーマ | 講演者 |
1 | 局地風の世界 | 木村 富士男 (海洋研究開発機構) |
2 | 「広戸風」の正体 | 筆保 弘徳 (横浜国立大学) |
3 | 「やまじ風」の正体 | 斉藤 和雄 (気象研究所) |
4 | 「清川だし」の正体 | 佐々木 華織 (農業・食品産業技術総合研究機構) |
5 | 新局地風発見「北岩手波状雲」と「肱川あらし」 | 名越 利幸 (岩手大学) |
6 | 局地風研究の最前線「比良下ろし」 | 東 邦昭 (京都大学生存圏研究所) |
日本気象学会は、気象学についての気軽な歓談の機会を皆様に提供すること目的として、日本気象予報士会と 共催により「サイエンス・カフェ」の開催しています。興味のある方はぜひ一度お立ち寄りください。
サイエンスカフェの詳細に関しては、日本気象予報士会のサイトをご覧ください。気象学は最も身近な自然科学の一つであるとともに、自然環境にも密接に関係し、 21世紀の自然科学教育において重要な位置を占めています。
そこで、気象学に関わる教育やアウトリーチについての問題を考える場として、 気象学会大会期間中にあわせて気象教育懇談会を不定期に開催しています。主催 | 日本気象学会 教育と普及委員会 | |
日時 | 2014年5月23日(金)セッション終了後〜2時間程度 | |
場所 | 開港記念会館 6号室(大会D会場) | |
テーマ | 「日本気象学会ジュニアセッション開設と学校教育」 | |
話題1 | 天文学会のジュニアセッションについて | 鈴木文二(埼玉県立春日部女子高校) |
話題2 | JpGUジュニアセッションについて、他 | 畠山正恒(聖光学院中学校高等学校) |
大会時に中・高校生を主体としたポスターセッションの開催を検討しております。
すでにジュニアセッションを開催している学会の事例を紹介し、気象分野のジュニアセッションの方向性をディスカッションします。
また、ポスターセッション以外の企画についても検討する予定です。