「工学から学び始め、自然現象へと興味が移り、地球科学の研究者を目指しました」
Q. 学部・大学院での専門
博士(理学、東北大学)
Q. 過去の研究履歴(略歴など)
海洋研究開発機構 ポスドク研究員
オランダ王立気象研究所 客員研究員(JSPS海外学振)
ハワイ大学 客員研究員
NASAジェット推進研究所 客員研究員
Q. 現在の専門分野(仕事の内容)
数値モデルと観測データを用いて、全球規模での大気組成の変動とその気候への影響を明らかにするための技術開発と研究に取り組んでいます。
Q. この分野に入ったきっかけ
技術開発に興味を持ち工学から学び始め、自然現象、地球の成り立ち、人間の役割へと興味が徐々に移り、地球科学の研究者を目指しました。
Q. 現在の研究(仕事)の魅力やおもしろさ
自分のアイディアと着眼点に基づいて主体的に研究を展開できること。論文という形でその足跡が明確に残ること。世界の人々と議論を共有しながら新たな展開が訪れること。人類文明に貢献する可能性があると感じながら日々を過ごせること。
Q. これまで研究(仕事)をしていて辛かったこと(解決策なども)
気になる出来事が生じた際には、何が大事であるか、自分にできることは何かを考え、時には鈍感力を高めて平穏に過ごすように心がけています。
Q. 研究(仕事)以外の楽しみや趣味
ジョギング、ハイキング、海遊び
Q. 仕事とプライベート(家庭など)のバランス
裁量労働制を活かしてスケジュールを調整して、子供や家族のイベントには可能な限り参加するようにしています。
Q. 進路選択を控えた大学生、大学院生へのメッセージ
周囲の環境や変化に臆することなく、時にいただく助言を参考にしつつ自分の判断を第一に最大限取り組めば、能力を発揮できる環境が訪れることが多くあると感じています。
Q. 民間経験・海外経験
オランダとアメリカの政府機関で数年間研究をする機会がありました。海外でも色々違いが多いと思いますが、私が経験した範囲では、日々の仕事や打ち合わせが最適化されていて効率的、短期と長期のビジョンの両輪が明確、コミュニケーション上手で得意な部分を活かし合う、これらについて見習うことが多いと感じました。