本田 匠

「視野は広く!」

本田 匠

北海道大学大学院理学研究院 特任助教

Q. 学部・大学院での専門

気象 / 博士(理学・九州大学)

Q. 過去の研究履歴(略歴など)

2015–2022年: 理化学研究所 特別研究員/基礎科学特別研究員 データ同化

Q. 現在の専門分野(仕事の内容)

いろいろな観測データを駆使した天気予報精度の改善や、気象現象のメカニズム解明を目指した研究をしています。

Q. この分野に入ったきっかけ

屋外でのサッカーや陸上競技の練習がいつ雨で休みになるか知りたかった。理科の教科書の天気図を描く教材を見て、「天気図を描くだけの楽な仕事がある」と謎の勘違いをした(ごめんなさい)。大学の研究室の先輩たちになんだか憧れた。

Q. 現在の研究(仕事)の魅力やおもしろさ

身近な気象現象がどうやって起きているのか、その一端を理解するのに貢献できること。自分のやった研究が論文として後世に残ること。(お金と研究成果があれば)学会参加で海外を飛び回れること。

Q. これまで研究(仕事)をしていて辛かったこと(解決策なども)

博士課程で土日もなく大学に行っていた頃、先に就職した友達が休みに河川敷で楽しくBBQしている写真を見たとき。日曜は大学へ行かないことにした。

ポスドクのころ土日に自己研鑽として研究所へ向かう途中、動物園へ向かうたくさんの家族連れと遭遇したとき。自己研鑽はスタバでやることにした。

Q. 研究(仕事)以外の楽しみや趣味

読書、散歩、美術館・博物館巡り、スタバでMac

Q. 仕事とプライベート(家庭など)のバランス

仕事を家には持ち帰らない、皿洗い担当大臣

Q. 進路選択を控えた大学生、大学院生へのメッセージ

気象に限らず様々な分野の知見を学んでおくと、進路選択だけでなく気象の研究を進めるためにも役立つことが(たぶん)あります。視野を広く持つのがきっと大事です。

気象の研究者を目指して博士課程へ進学する学生が増えるとなんだか嬉しいですが、その後は自己責任なので積極的に進学を進めることはありません。自分で悩んで決めるのがおすすめです。うまく行かないときのプランBがあると心の平穏が保てます。